「AI菜市場」というテクノロジー活用したスーパーができたと聞いたので行ってみました!
ここの場所は約20年前からある「电脑城(電脳城)」という名前のモールなのですが、最近リニューアルし、このお店ができたとのこと。
行ってみると2つ入口がある・・!
2つの店をまとめて「AI菜市場」と言っているようです。(たぶん)
下記、ばらばらに紹介して参ります。
①手のひら認証で支払えるコンビニ(TakeGo協賛)
②ニューリテール店舗になりたそうなスーパー
①手のひら認証で支払えるコンビニ
まずこちら。
手のひら認証で入場&支払いができるお店です!
こんな感じの改札があり、横にはなにやらパネルが。
以前ご紹介した無人コンビニの「Take Go」を運営している深センのtech企業「Deepblue Tech(深蘭科技)」のシステムを使っています。
以前TakeGoのお店ができてから撤去されるまでを見ていたので、個人的には懐かしい!上記はその時に使われていたシステムと同じです。
登録してある電話番号の下四桁を入力して、その後手をあてると静脈認証がなされ入場ができます。
※Alipayの芝麻信用(ジーマクレジット)550以上必要&初回に登録が必要です
先述の「Deepblue Tech(深蘭科技)」と「美天副食品」という小売が協業しているスーパーとのこと。
店内はコンビニのような感じ。
ちなみに、スタッフに「このコンビニって~」と質問すると、即座に「これはコンビニではなく、スーパー」と訂正されました。スーパーへのこだわり!笑
野菜などの生鮮食品も少し売られております。
お会計するときは、こちらの無人レジへ。
商品を置きますと、上部のカメラ(わかりにくいのですが、画面上の白い部分)が商品を認識します。
手で払う(扫手支付)を選択しまして、その後電話番号の下四桁の入力。
これがちょっと面倒。
その後手をかざしまして終了です。
店員さんによると、「今は08:30-18:00だが、2019年からは24時間営業にする予定」「店員がいない夜遅くでも買い物ができるから便利。」とのこと。
私が行ったとき(2018年11月)はまだ開店したばかりで、「美天副食品」と「Deepblue Tech(深蘭科技)」の多くの社員の方が私の買い物を見守っていらっしゃいました。笑(インタビューもされました)
色々な記事で書いているのですが、店舗が無人かどうかはともかく、コンビニ(※)はゆっくり買い物を楽しむというより「決まったものをパッと買って帰りたい」という場面で多く利用される場所なので、「決済が楽・早い」というしくみ導入はアドバンテージだと感じます。
※店員曰くスーパーだけど、サイズが実質コンビニなので・・
ただ、このお店はちょっと中途半端。。
セルフレジ方式なのですが、電話番号の下四桁入れるの面倒ですし、レジも2つしかない。となると、決済待ちのために行列ができやすそうです。
また、そもそも入口で入場のために電話番号の下四桁入力+手のひらスキャンも必要です。
この状態だと、レジに並ぶのと所要時間がそんなに変わらないかもな、むしろお客さんがやらなくてはいけないステップが多くて普通のコンビニより煩雑かもな、と感じました。。
なんなら、横に工事中の無人コンビニ「猩便利(ゴリラコンビニ)」があったのですが、こちらに行った方が良さそう。
こちらはスマホアプリでバーコードを読み取り、手元でモバイル決済を完了させる方式です。レジに並ぶ必要なし!
また、お店の中に、こんな棚があるのですが。
これだけは、この棚自体を手のひら認証で解錠して、商品を取り出すとその商品が自動決済されるという形。
なぜここだけ独立して決済させるの・・?
普通の棚に普通においてもらえれば、他の商品と一緒にまとめてセルフレジできるから楽なのに。。。
Deepblue Techさん技術大好きなようなんですが、ユーザ体験はあんまり考えていないみたいなんですよね(´・ω・`)
そういう所が逆に愛おしいのですが、もう少し頑張っていただけると嬉しいです(´・ω・`)
ただ決済の手間の話とは別に、無人化実現により営業時間が延びるのであれば、それはそれでまた別のメリットだと思います。
引き続きウォッチしていきたいと思います。
②ニューリテール店舗になりたそうなスーパー
手のひら認証コンビニを出まして、隣の扉へ。
こちらも「美天副食品」が運営しているスーパー。
一件きれいなスーパー。テクノロジー活用されてるのかな?と思いきや特にそういうわけでもありませんでした。
海鮮コーナーは、そんなにきれいな感じでもなく。
レジも普通でございました。
二階は工事中のようで閉まっておりました。店員さんによると、一階で買ったものを調理して、ごはんを食べられる場所になるとのことです。
(ちなみに、2018年11月時点で閉まっており、その二か月後もまだオープンしていませんでした。いつオープンなんだろう。)
あとは、入り口付近のモニターの前に立つと、何回入場したかが表示されます。だからどうということもないのですが・・・。
※そして2019年1月に行った時には使われなくなっていました
調理したものを食べられる、とか、何回入場したかを顔認証でとっている、とかを見て、新しいことをして今はやりのニューリテールスーパーみたいな感じになりたいのかな~などと邪推しましたが、全然ですね(;^ω^)
というわけでこちらは、中国食材をおみやげとして買う場所として行くとよろしいかと思います。人気の火鍋屋さん「海底捞(ハイディーラオ)」の鍋の素などおすすめですよ!
今日はそんな感じで!
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