中国が注目されております昨今。
意識高い方(良い意味)は、上海だ深センだと視察に出かけ、
そうでなくても上海ディズニーができたとか、予算と時間が合う手軽な海外ということで、結構中国旅行は人気ですよね。
▼去年の春節モードの上海ディズニー!かわいい!
中国に多少なりとも住んでいたものとしては、「中国に行って良かったな~」と思っていただきたいと思っています。
でもひとつ言いたい・・・・
ちゃんと準備してかないと中国楽しめないよ(´⊙ω⊙`)!
自称海外慣れしてる方!!!
海外慣れしてるからってなんとなく行ったら大変よ!!!
▼上海にはおしゃれなバーがたくさん、東京と同じイメージ
私も自称海外慣れしてるので、「まあなんとかなるっしょ(俺英語話せるし海外慣れてるし★)」みたいな感じで、海外行く気持ちわかりますʕ•ᴥ•ʔ
- 適宜現地の誰かに聞けばいいかなとか、
- 最低限両替して、あとは適宜クレカでなんとかすれば良いかなとか
- 適宜タクシー乗って住所見せればなんとかなるかなとか、
- 適宜ぐぐって名物探そうかなとか、
- 適宜Googleマップ見て調べれば良いかなとか、
「適宜なんとかする」戦法で楽しめると信じて疑わない派だよ。基本的には私も。
▼中国といえば火鍋!おいしいですよねん
でもそういう認識で中国行くと、
- 基本的に英語通じないし(少なくとも日本よりは通じない)、
- クレカほぼ使えないし、
- 都市だと自力でタクシー捕まらないしこと多いし(配車アプリ使う人多くてラッシュ時は流しで捕まりにくい)、流しのタクシーの運転手さんに住所見せてもわからないって言われる場合あるし、
- そもそもGoogle使えないからwi-fiあってもぐぐれないし、
- 何らか(VPNつきwi-fi使うとか)で、Google使えた場合でも、GoogleMAPは正しい位置を表示しないから、GoogleMAP使ってると迷うし、
一日目終わるころにはボロボロになってるかもしれないよ(´⊙ω⊙`)
下手するとホテルにたどり着けないよ(´⊙ω⊙`)
まあちょっと脅しすぎかもなんですけど、ある程度ちゃんと準備することを推奨します。
少なくとも「とりあえず行けばなんとかなるっしょ」というレベルからもう一段階頑張っていただけると、現地でのストレスが少なくなるかなーと。
というわけで、ネット周りを中心とした必要な準備を下記にまとめましたのでご覧ください。
ちなみに、超短期ステイ(2泊くらいで遊びに行こう~みたいな場合)を想定した準備ですので、その点ご了承くださいまし!
※2019年1月時点でのものです、変化が激しい中国なので、ネット状況やアプリでできることなどは変わる可能性があります。事前に適宜ぐぐることを推奨します。
もくじ
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1. インターネット環境の準備
2. アプリの準備
3. 行きたい場所に行くために
4. お金について
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1. インターネット環境の準備
「中国でもGoogle系のサービスやLINEやインスタ使いたいな!」という方向けのお話です。
中国では、Google系のサービスやYahoo、LINEやインスタなど、つまり日本人にとってはインフラ的なサービスは、基本的には使えません。
※以下、まとめて「Google系サービス」、と書きます。
参考までに、私のスマホの一画面目にあるアプリで、中国で使えないものに×をつけてみました(背景は推してるアイドルです★笑)
ただこれらは「現地の電波経由だと使えない」というだけであって、使う方法はいくつかあります。
方法としては以下の3つ。
①から③に行くにつれてかかる費用は安くなりますが、その順でリテラシの高さが求められます。
①日本の空港でVPN付きwifiを借りる
メカに弱い方や面倒な設定・手続きが嫌な方はこの方法推奨です。出発当日に日本の空港で「VPNつきwi-fi」を借りましょう。
VPNという言葉を始めて聞いた方!とりあえず「VPNという技術があればGoogle系サービス使える」と覚えておきましょう。
興味がある方はこちらの記事などが参考になるかもです。
一日1,580円位。「VPNつき」のwi-fiをください、とカウンターでおっしゃっていただければ大丈夫です。
参考:https://www.imotonowifi.jp/plan/?agent=PGD
②国際ローミングをする
国際ローミングは、日本の基地局経由でネットを使う、ということなので、Google系サービスも使えます。
au・docomoでは1日980円なので、金額的にはwifi借りるよりおすすめ。ソフトバンクは3000円位なのでwifiを借りた方が良いかも。
「国際ローミング?なにそれ?」「高額請求にならない?大丈夫?」と思う方は、黙って①にしておきましょう。
③香港のプリペイドSIMを買う
旅慣れてて、こういうのよくやってるよーという方は、こちらがおすすめ!
香港はGoogle系サービスOKかつ、中国でも使えるためです。
Amazonなどで買えるみたいです。(すみません私は現地SIM持ってるのでやったことなく・・・)
ただ、スマホに合わない形だったとか、何らかの理由で使えなかった。というのもよく聞きます。
ダメだった時に備えて、②の方法もバックアップとして念頭においておいた方が良いかもしれません。
2. アプリの準備
百度地图(百度地図)と微信(wechat)の2つは必ずインストールしましょう!
百度地图(百度地図)
Googleマップ的な位置づけの地図です。
Google系サービスもVPNつきwi-fiなど使えば使えますので、GoogleMAPも使えるのですが、、、GoogleMAPは中国の地図データを正確に表示しないようです。
中国がGoogleに正確なデータを渡していないのか、Google側が諦めていてメンテナンスが適当なのか(中国から締め出されているのでね)、あるいはその両方なのかわかりませんが、GPSで指し示す位置がずれることが多いみたいです。
というわけで、メインは百度地図をお使いになることを推奨します。
行く場所の中国語名(簡体字表記のもの)をスマホのメモ帳に入れておいて、コピペで百度地図の検索ボックスに貼り付けて調べるのが一番良いかと思います◎
英語は本当に通じないので、事前にちゃんと調べておいた方が良いですよ!
※ちなみに百度地図アプリの仕様で、日本にいる時は目的地検索ができません。現地行ってから開きましょう。
微信(wechat)
LINEっぽい見た目の、LINEの5倍くらい色々なことができる中国人の生活インフラです。(wechatで何ができるかを語るとだいぶ長くなるので割愛)
短期旅行中においては、LINE的な使い方をします。
1で記載した通り、Google系サービス使える前提なので、LINEでも同行者および日本のご家族と連絡はとれる前提ではありますが、、、
特に空港で借りたVPNは時期・場所によっては意外と切れがちだったりします。。。そこまで万能じゃありません。
wechat(微信)も念のためにインストールし、同行者や家族に友達申請し、連絡を取れるようにしておいた方が安心です。
※2019年12月追記
現在外国人がwechatを新規インストールした場合、アカウントを凍結される可能性がかなり高いです。。。復活できますが結構手間です。。凍結された場合はこちらをご参照ください。
▼モザイクかけすぎてわかりにくいですが、wechatのトーク一覧画面です
また、現地の人と仲良くなった時の連絡先交換は必ずwechatですし、
街にある色々なサービスのQRコードはwechatでスキャンすることを前提にしているので、全体的にwechatがあった方が旅行の体験が豊かになる気もしております。
ちなみに、モバイル決済体験したい方はwechat必須です!決済アプリとして使うためには設定が必要ですので、4で詳述します。
ここで重要なのは・・・・
必ず出国日前日までに、インストールとアカウント開設の設定が必要、ということです。出国当日に実施すると、盗難スマホとみなされ、アカウントが凍結されます。
永遠にその電話番号でアカウント開設できなくなります><
また中国でインストールしようとしても、アカウント開設にSMS認証が必要のため、無理です・・・。(日本の電話番号のSMSは中国で受け取れません)
繰り返しますが、必ず出国日前日までに、インストールとアカウント開設の設定が必要です。
3. 行きたい場所に行くために
電車は安いですが(上海でも初乗り料金50円位)、タクシーも安いですし、駅からちょっと離れたところに行く場合や、夜はタクシーに乗りたいですよね。
タクシーに乗る時は、「交差する2つの道の名前を伝える」というのが無難。
2つの道の名前を言うとその道が交差する場所で降ろしてもらえます。
▼運転手さんは基本的にスマホをナビにしてます
住所を言っても/見せても、「2つの道の名前を言え」と言われることが多いです。
住所を見せれば、スマホカーナビで調べてくれる方もいますが、流しのタクシーの運転手さんはいまいち字を打ったり読んだりするのが苦手な人も多いです。。
ただ中国語の発音をいきなりするのは難しい・・ということで、ベストなのは、
目的地の近くの交差する道の名前2つと、目的地名を書いた紙を見せること。
具体的にはこんな感じです。
道の名前2つわかれば、基本的に大丈夫。
ナビ使いこなしてる運転手さんだったら、スマホで目的地名を検索してくれ、ダイレクトに目的地行ってくれると思います。
※もちろん、有名なランドマークであれば直接名称だけでもOKです
一番ダメな例はこちら。英語の住所と所在地を見せるパターン。これでは運転手さんが理解してくれる確率が低いです・・。
日本だと、なんとか試行錯誤しようとしてくれると思いますが、中国だったら乗車拒否もあり得ます。
もう一度書きますが、英語は本当に通じないですし、読んでもらうことも難しいです。
また、最初に少し書いた通り、中国では中国版Uberと呼ばれている滴滴(DiDi)という配車アプリが人気。
多くの人が配車アプリを使っていることもあり、上海では、ラッシュ時なかなか流しのタクシーがつかまらなかったりします。(アプリでも捕まらなかったりしますが・・)
日本人でも使えますが、クレカ紐づけしたり、目的地を中国語で入力する必要があったりと、それはそれで面倒。1-2泊程度だったら、必須というほどではないかなと思います。
もしご興味があればこちらをご参考にどうぞ↓↓
中国配車アプリ 滴滴出行(didi)の使い方:実際の使用法を詳細に解説! - でこぼこ北京ブログ
4. お金について
ここで最も、言いたいのは
クレカはほぼ使えません
ということです。
これほんと、大都市上海でもそう。使えるのはスタバと高級ホテルと外国人しかいないようなバー位です。(ディズニーは使えます!)
基本的に「クレカは使えない」という心づもりで過ごして頂いた方が良いかと思います。
▼都市のスタバでは基本的使えます。こちらは上海にあります世界最大のスタバです。
ですので、しっかり両替していってくださいませ。レートは、中国の空港よりは日本の空港での方が良いと聞きます。
慣れてる方は中国の空港のATMでの国際キャッシングでの現金引き出しでも良いかと思います。レート的にはこれが一番お得のようです。
※モバイル決済をしたい方へ
Alipayとwechatpayの外国人に対する使用可否およびその方法は頻繁に変わります。ぜひ最新情報をググってみてくださいませm(_ _)m
以上、2泊くらいの小旅行を想定した準備を書かせていただきましたー!
皆さまの中国旅行が楽しいものとなりますようお祈りしております~!
企業の中国視察旅行などは、アテンドも承っておりますので、ご相談くださいませ。(視察前のヒアリングなども可能です。)
takiyori-china.hatenadiary.com
ではでは今日はこのへんでー!