春節とは「旧正月」のことで中国に2つある長期休みのうちの一つです。
今年は2/15-21の7日間。
とはいえみんな前後休みをとっており、平均10日位は休んでいるんじゃないでしょうか。私は上海にいましたが(´・∀・`)
春節前後は街に色々な飾り付けがなされていました。結構華やかで見てても楽しい。
教会も!
地下鉄にも!
スーパーにもたくさん飾り付けが売っていました。
いつもはピンク色の東方明珠塔も春節バージョンで赤色!
街も華やかに変わりますが、アプリのデザインも春節っぽく華やかな感じになっていました。
日本ではこんなにがらっと変えることないだろうな、というくらい変わっていて面白かったのでゆるいまとめ。
変化のタイプは(私が見た感じ)大きく3タイプくらい。
①全体的に赤くなる
② メニューアイコンにメッセージ出る
③乗り物のイラストが春節バージョンになる
以下具体的にご紹介・・・
【①全体的に赤くなる】
▼饿了么(出前アプリ) 左→通常時、右→春節中
コーポレートカラー青色なのに、ガラッと赤に変わった!これ系はかなりあります。
②で紹介しているのも全部そうです。
【②メニューアイコンにメッセージ出る】
メニューのアイコンに文字が書いてあり、横読みするとメッセージになるタイプ。主に総合EC系。
でも「元々のカテゴリの内容」と「書いてある漢字」は特に関係ないからちょっと使いにくい!笑
▼京東(JD.com) 左→通常時、右→春節中
アイコンの文字を読んでいくと「正月初一到给您拜年」となっています。
あと全体のカラーも思いっきり赤い(以下掲載のものもそうですね)。
▼苏宁(スーニン) 左→通常時、右→春節中
「年货准时达过年也送货」となってます。あと赤い・・・
▼一号店 左→通常時、右→春節中
こちらは、「开心过大年初一要祭祖」。そして赤い・・・・
【③乗り物のイラストが春節バージョンになる】
色が変わったり、春節グッズに変わったり。なかなか可愛らしい。
▼饿了么(出前アプリ) 左→通常時、右→春節中
デリバリを届けてくれるバイクの人が赤色に!
▼滴滴(didi) 左→通常時、右→春節中
タクシーを呼ぶアプリの滴滴(didi)は、タクシーが獅子舞(?)に!
▼ofo 左→通常時、右→春節中
シェアサイクルアプリのofoは自転車が提灯に。
(っていうかもはやなんのアプリかわからないような・・・)
日本だとお正月のテーマカラーがないからかな?みたいなことを一瞬思ったんですが
それだけじゃないよな、
企業がUXに対する意識が当然のように高く、また優秀なデザイナがたくさんいるということなんだろうなあと。
だってこれ年に一度の春節だけの特別サービスだと思うじゃん?(思う!)
でも春節後、色々なアプリがすぐに3/8婦人節(妇女节)仕様のデザインになっておりました
例えば天猫(Tmall)。 左→通常時、右→婦人節あたり
中国は「◯◯節」が多くて(「〇〇の日」的な意味、祝日ではない)、一ヶ月に一回くらいあり、その度にECはキャンペーンをやっております。
その度にいちいちページの世界観が変わるし、結構芸がこまかい。
アプリのデザイン・世界観(雰囲気)が変わるとイベント感が出て、何か安いんだろうな買わねばって気持ちにさせられます。
ちなみにタクシー配車アプリの滴滴(didi)のタクシーも可愛くなってました、笑
左→通常時、右→婦人節(一日限り)
下記記事には、国内で経験を積んだ優秀な中国人が海外に行ってキャリア積んでまた中国のいい企業に破格の待遇で受け入れられたりする、ということが書かれていました。
日本人からすると中国のデザインは「・・???」と思ってしまうことも多いですが、今後どんどんレベルの高いデザイナーが増えてくるのでしょうね。
あんまり考察ないですが、今日は以上です〜