ついにニューリテールスーパー4つめ!
美団グループ下にある、ニューリテールスーパーの「小象生鮮」に行ってきましたよ!
2017年7月にテスト店舗が開業。
2018年5月25日にこちらのお店を正式開店したとのこと。私が訪問したのが2018年11月なので、まだ開店して半年くらいですね。
2018年12月現在で、北京・無錫・常洲の三都市に合わせて7店舗あります。
ちなみに美団はライフスタイルアプリ「大衆点評」や、デリバリサービス「美団外売」などで有名な企業です。 最近はタクシー配車サービス「美団打車」も始めております。
さてー、ニューリテールスーパー4つ目ともなると、他と大体同じかな、みたいな感想になりそうではありますが。。
テンション上げて行ってみましょうー!
「ニューリテールスーパーって何?」という方は、まずは、ニューリテールスーパーの切っ先であるアリババの盒马鲜生(フーマー)の記事から読まれることをおすすめします!
他のニューリテールスーパーのまとめはこちら
takiyori-china.hatenadiary.com
※この記事の内容は執筆時点でのものです。移り変わりの激しい中国ですので、突然なくなったり場所や営業時間が変わったり、やっていることが変わったりしている可能性もあります。行かれる際は必ずご自身で存在と営業時間をお調べになってから行かれるようにしてください。
例によってきれいな店内。そして3キロ30分以内配送はもはや定番
洗練されてる度は京東の7FRESHが一番だった気がしますが、今までみてきたニューリテールスーパーは全体的にきれいで素敵。
3キロ30分以内配送の旨が色々なところに書かれています。
アリババの盒马(フーマー)でもはやおなじみ。
ネット注文されたものが店員にピックアップされ、天井近くにアップロード(笑)され、レールを回ってバックヤードに行くしくみがこちら。
ただ、行った日はレールが動いておりませんでした。
店員さんはピックアップにいそしんでいらっしゃったのですが。
レール動かすより、手で持っていた方が効率が良いのでしょうかね。。。
お店の中でも先ほどのアプリを使いますよ~!
この商品欲しいな・・・と思ったら。
アプリの「扫一扫(スキャン)」をタップしまして、商品のバーコードをスキャンすると・・・・商品のページに飛びます。
例によって配達時間を指定して、アプリ上で決済すれば、好きな時間に家に配送してもらえます。
ここで買って、手で持って帰る必要はありません。(荷物持って帰るのって面倒ですからね)
配送じゃなくて手で持って帰りたいんだ!という人のために、店舗に設置してあるセルフレジで支払うことも可能です。
ニューリテールスーパーで同じみ、このタイプの端末。
▼商品のバーコードを、読み取り機にピッとします(右)
「顔認証で支払う」という選択肢が!!!やってみましょう。
まずアプリ側に自分の顔を登録する必要がありまする。
スーパーで人目もはばからず自撮りして(仕方ない)、登録完了。
いざ!顔認証で、払ってみましょう・・・・!
▼写真微妙ですみません、、顔認証させつつ(2秒位)写真撮るのかなり困難。。。
顔認証で支払えた!京東の7FRESHでなぜか失敗していたので、嬉しいです。笑
ちょっと珍しいのが、「セルフ会計」という選択肢があり、セルフレジではなく、スマホ上で自分で決済するということも可能なところです。
▼アプリ上で「セルフ会計」を選択し(左)、バーコード読み取り(右)
スマホ上のカートに追加され、手元で決済できます。
これはアリババの盒马鲜生や京東の7FRESHではできません。(持ち帰りたい時はセルフレジ端末で会計しないとだめ)
あとは持って帰るだけ。らくらく。
レストランとしても使えます
こちらももはやニューリテールスーパーおなじみ。買ったものをその場で加工してもらい食べることができます。
▼海鮮コーナー。ここで海鮮をすくって加工してもらえますよ(もちろんその場で食べるだけではなく、持ち帰りもできます)
材料から買う、という選択肢だけではなく、普通のフードコートのようにその場でメニューを注文して食べることもできます。
結構にぎわっておりますよ。
私は「煎饼」食べました。せんべいじゃないです。クレープみたいな食べ物です。
こういうのを買うときは、アプリから支払いコードを出して、店員のお姉さんにスマホ画面をピッと読み取ってもらいます~。(このあたりも他のニューリテールスーパーと同じですね)
クッキングスタジオもあります。料理の仕方を教えてくれるようですよ。
一番面白かったもの。
ここまでは、「他のニューリテールスーパーとだいたい同じ」というような話になってしまいましたが、、、
他にはなくて、個人的に面白かったものを紹介します。こちらです。
ビールのセルフ自販機?です。
ここに専用のコップをはめる。
と、下からビールが入る!!!!
画像だとわかりにくいですのでぜひ動画をご覧ください!
「小象生鲜」はビール注ぐ機械が面白かった!下から出てくるとは予想外w#たきさんの見たちゃいな pic.twitter.com/fuIPa1UzY5
— たきさん@ちゃいなブログ (@takiyori0608) 2018年12月12日
すいません。これだけなんですが、、、
何が特色なんだろう
ニューリテールスーパーは色々あるわけなので、ここの特色は何なんだろうというのが単純な興味として気になります。
▼厨房で作ってくれるごはんメニュー。ステーキやチャーハンなどなど
中国メディアの記事にありました担当者のインタビューによると
美団グループの持っている以下の2つの強みを生かしている、とのこと。
①飲食分野で持っているデータを用い、その地域の顧客の好きな料理を提供できる
②食材供給チェーンの上流に強みがあるため、高い品質の食材を提供できる
とのこと。
なんだか「それはそうかもしれないけどアリババ・テンセント・京東のニューリテールスーパーにも言えそう」という感じのふわっとした話な気がしますね、、、
どちらかというと、美団グループはデリバリサービスを行っているため(美团外卖)、その配送の強みを生かせるとかの方がぱっと想起はされますよね。
▼ワインの自販機。盒马にもあったなあ。
色々記事を読んでみたものの、あまりはっきりした「ザ・小象生鮮の特色!」のようなものはなさそう。
ある程度デジタルを抑えた企業は徐々にリアルを抑え始める。その一環としてのニューリテール店舗。というのは今や鉄板の流れなんだなと思いました。
ここまで、ニューリテールスーパー4種類に行く中で、そして普段たくさん使う中で(ほぼ盒马ですが)、私の中ではこの類のスーパーはすっかり普通になり、また私の生活にすっかり浸透しました。
(私の生活に浸透してても多くの中国人にとってどうかわからんやろという話はありますが、)肌感覚的に、このようなニューリテールスーパーはここ2年で都市の若い人を中心にどんどん生活に浸透してきているように思います。
これがまた1年後2年後どうなっているかな。引き続きウォッチしていきたいと思います。
今日は以上です~
関連記事:ニューリテールスーパー4種類のまとめはこちら!
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