以前こんな記事を書きました!
takiyori-china.hatenadiary.com
多くの「生絞りオレンジジュースの無人販売機」が、登場していますという話です。
この会社のCEOの周祺さんはインタビューで、
ただの生絞りオレンジジュース屋さん、ただの無人販売機軸(もとい自動販売機軸)でビジネスを拡大するのではなく、
「鲜食」(できたて)という軸でビジネス拡大を目指す、
と2017年10月に述べていました。
参考:36氪首发 | 「天使之橙」获4亿元B轮融资,发布半封闭式无人店覆盖一切现制现售鲜食_36氪
「できたて宇宙船」がやってきた!
今回!彼らの「鲜食」(できたて)に注目したビジネスの次の一歩となる、「X-24」というコンビニが、2018年6月20日に上海の人民広場駅内でオープンしました。
できたてのものを取りそろえたコンビニというコンセプトのようです。
近未来的な外観!
中も近未来的!宇宙船をイメージしている感じなのかな?
ここではパンやフライドチキンなどが売られています。その場で(機械の中で)自動的に調理されているとのこと。
こちらフライドチキン近影。
外側のガラスの青色のせいか、いまいちおいしそうに見えない・・。なんなら何が売っているかよくわからない・・・!いいのかしら。。。
もはやおなじみの生絞りオレンジジュースの無人販売機や、
アイスやコーヒーの無人販売機もあります。
※「自販機」ではなく「無人販売機」と書いているのは、この企業さんへのリスペクトなんですよ・・!
パンを買って食べてみた
無人販売機の方はもう使ったことがあるので、その場で焼いているというパンを買ってみることにしました。
まずこの円柱形の前に立ちますよ。
QRコードを読み取ります。
スマホの方で買いたいものを選んで、「ケースを開ける」ボタン(画面下部の青いボタン)をタップすると・・・!
ドアがあいたよー!
あとは手元のスマホで決済して完了!
さあおいしいのか・・・!
おいし・・・・・・
い・・・・・・・・
とは到底言い難い・・・・・・・(´;ω;`)涙
コンビニで売っている普通のできたてじゃないパンの方が数倍おいしいよー(´;ω;`)涙
※個人の感想です(´;ω;`)
おいしくなかったら買われない
記事によると、2年間で5,000店舗ほどを出店する計画だそうです。(まじで!?)
個人的には『「鮮食」(できたて)を提供する』という概念は良いなと思っており、とても応援したい!応援させていただきたい!です。
しかし、同時に、味が良くないと「できたて」だったとしても、買われないよなあ、と思っており。
フライドチキンは食べていないのでわかりませんが、少なくともパンは、味の向上を期待しております。。。
※おまけでもらった、無人販売機が作るアイスはおいしかったです。
日本のコンビニはすごいということか
同時に、日本のコンビニってすごいのか。と思ったり。
中国だと、コンビニのお弁当類のクオリティはあまり高くないです。日本人目線だとあまりおいしくなさそうかも・・・。
▼「できたて」っていう感じではあまりない。店頭で調理しているようなものとのギャップは結構大きそう。
画像出典:http://www.dianping.com/shop/22046468/review_all
日本だと、その場で作っているのと同様とまではいかないものの、中国のものよりは「できたて」に近い、高いクオリティの料理も多いように感じます。
▼品揃えも豊富!
画像出典:https://limo.media/articles/-/2400
中国人は日本人に比べて、「あたたかいできたてのものをみんなで食べること」を重視する、という話も聞きます。
それもあるんだろうな、と思いつつ。
お店で食べるものと、コンビニなどで売られている調理品とのギャップが(日本に比べて)大きい中国だからこそ、
「鲜食(できたて)」という概念がここで重視され、この企業のようなビジネスが出てくる&話題になるのかな、と思いました。
今日はこんな感じでー!
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