たきさんのちゃいなブログ

たきさんが、中国にいて感じたことや流行っているものなどを書いていくブログ。上海に住んでましたが、今は基本東京ときどき上海。

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【無人コンビニその3】苏宁易购biu!に行ってみた

 

第三弾「苏宁易购biu!」です。

無人コンビニの各記事へはこちらから↓

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1. 猩便利(ゴリラコンビニ)
2. 欧尚(Auchan)
3. 苏宁易购biu! ←この記事です
4. 简24(jian24)
5. Take Go
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※この記事の内容は執筆時点でのものです。移り変わりの激しい中国ですので、突然なくなったり場所や営業時間が変わったりしている可能性もあります。行かれる際は必ずご自身で存在と営業時間をお調べになってから行かれるようにしてください。

 

 

こちらは日本の漢字で書くと「蘇寧易購biu!」

読み方は「スーニン イーゴウ ビウ!」

です。

どう書いてもとにかく「biu!」のテンションが気になるお店です。

 

   

五角場の苏宁(スーニン)のお店の中にあります。

ちなみに苏宁は中国では誰もが知ってる有名な家電量販店です。

日本でいう所のヤマダ電機とかビックカメラのような感じ。

ライオンがトレードマーク。かわいい。笑

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お店はこんな感じ。そんなに広くないです。

入口と出口には自動改札のようなものがあります。

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どのように買うかというと・・・

アプリをダウンロードして顔を登録すると、入退店時に自動で顔を識別して、
買いたいものを持って店を出るだけでお金が自動で払われるよ、とのこと。

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というわけでダウンロードし登録。

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あれ、銀行カード番号(口座番号)の入力が必要。こんなことある(´・ω・)?

大抵こういうのは微信支付(Wechatpay)か支付宝(Alipay)にすぐ紐づけられるので、この登録があるのはかなり意外。 

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頑張って銀行カードの番号を打ったものの、何かしらのトラブルで結局紐づけられず。

ちなみになんと登録できる銀行カードが限られているという不便仕様。

みんな大好き中国工商銀行(ICBC)も使えないのでお気をつけください。
(私はここにあるカード持っていたんだけどなぜかNG、悔しい)

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銀行カード番号入れさせたりと登録が面倒なのは、アプリがこのお店専用のものではなく、お金を預けて増やしたりするのが主機能の金融系アプリだからですね。

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登録できなかったものの別にいいよと言われ、無事にお店の中に入れてもらいました。
(ちなみに店員さんはいましたw)

 

まず入るときに顔が識別され個人が特定されます。(本来なら)

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店の中はこんな感じ。

スポーツ用品にスリッパ、旅行用まくら、充電器、かわいい系グッズなど色々売っており、若干何のお店かわからない感じ。。笑

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で、買う瞬間を見たい!そのために来たのだ。

 

買いたいものを選んだら本来は自動ゲートを通って自動会計なのですが、
登録がうまく行かなかった私はそれができません。

 

優しい店員さんがスリッパで見本を見せてくれました。

オレンジのものが「RFIDタグ」とのこと(RFIDタグと初対面!)

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スリッパを持って出口あたりの改札口のようなところに行って立ち止まります。

そうすると顔認証がなされ

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支払いが完了します。立ち止まってる時間5秒ちょっとくらい。

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ゲートが開いて出られます。おおー

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ちなみに何も買わなかった場合は右側から出ます。

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下記の写真の白っぽい板の部分が全てセンサーになっていて、それでRFIDタグを感知するとのことです。
服の中に入れてても感知するから大丈夫だよ、と店員さんが説明してくれました。

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残念ながら自分が直接体験できなかったわけですが、見ていた感じ、

  • スマホを出して支払い画面を見せる手間がなくなる
  • 一気に持っているものが認識されるので、一つ一つ読み取るよりも早い→レジで並ぶことが少なくなる

ということで、最初の登録のややめんどくささ乗り越えれば、普通に便利。

これちょっと一般的になったら、たちまち今の「スマホで支払う」ということすら不便になるのでは、と感じました。

  

何しろ、日本では普通だった「お財布をだし現金を出す」という行為を
中国に来てちょっとスマホ支払いに慣れた途端、「お財布持つなんて・現金なんて、めんどくさい」、と自分は思うようになってしまったわけです。
(先日出張で帰った日本で異様なめんどくささを感じました・・・)

一旦楽な方に慣れるともう一気に前のやり方が受け入れがたくなるというのは人間の性質だろうな、と感じます。

 

 

ちなみに「RFIDタグ」、便利そうなんですが、水漏れに弱い、金属に弱い、熱に弱い、コストが高いなどの問題点も指摘されています。

 参考→RFIDタグの弱点まとめ、RFIDタグは、無人コンビニを実現する終着手段ではない? | GloTech Trends

 

とはいえ、Amazon goのようにカメラでユーザが取った商品を認識するという技術だけというのも正確性の面でなかなか難しいところもあるようで、
京東(ジンドン)の無人コンビニではRFIDタグと画像認証(カメラでの商品の自動識別)、重量認証を組み合わせ
「持って出るだけで支払い完了」という体験を作っているようです。

10/17に京東も「無人コンビニ」参入、主流のRFIDタグから「画像認証」+「重量認証」へのトレンドシフトの兆候か? | GloTech Trends

 

 

RFIDタグ、という手法をとるかはともかく
「持って出るだけで支払い完了」という体験が広がるのは時間の問題かもしれません。

 いいですねʕ•ᴥ•ʔb!

 

* 

 

余談ですが、biuでは素敵な笑顔に惹かれてスーニンライオンを買いました。笑

にこにこにこにこ

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アプリ登録がうまくいっていなかったので自動支払いゲートは体験できず、店員さんに手動で支付宝で払いました。笑

 

 

 

次回は無人コンビニ第四弾「简24」です!

 

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